逍遥録 -衒学城奇譚- -2ページ目

とにかくやるしかないだろう?

給水中断は首相の命令だ、責任だッー!!


……と喚いていた東電、自公野党、某メディアさん。

そもそも中断してなかったんですけど?

某元首相のS・A氏なんて「何人からも聞いた」なんておっしゃってましたが、一体何を訊いたのでしょうねぇ?

お得意の妄想か?神の声か?(正真正銘のアレだと思ったよ、このヒト)

こーゆーの、世間では赤っ恥って云うんですよ。

そもそも、日本の原発を推進してきたのがどこのどなただったのか、お忘れじゃありませんか?

どの面さげて、喚き散らしてるんでしょうねぇ?

郵便ポストが赤いのまで、異次元から屁理屈をこね出して民主党の責任にしなければ生きていけない某メディアさん。

必死こいて情報を隠蔽しようとして、デタラメな報告ばかりで責任のがれをしようとしてる東電の首脳部の方々。

もうムチャクチャ。


ゴメンナサイは?


……なんて、あまりにアホなハナシがつづくもんで、思わず記事にしちゃったけどね、はぁぁぁ……

でも、何でこう、脚引っぱろうとする連中ばっかなんだろうねぇ……?


云っておくけどさ、菅直人のこの震災に対する対応は、決して満足のいくものじゃない。

説明も二転三転し、情報も公表しない。

特に放射性物質の拡散をなかなか表に出そうとしないのは、とんでもないコトだ。

強いメッセェジを発信しないから、不安がつのる。

不満は多い。

もう少ししっかりしてもらいたいと思う。

もっともソレがよいか悪いかは、まずは被災地の人々が判断するコトであって、自分のように直接被害のない者は軽々しく口にすべきじゃないと思う。

特にヒトの不幸を、自分が気に入らない勢力への因縁つけに使うようなクズは、黙っとけってハナシだわ。


その上であえて云うけれど、現政権の対応は、合格点にほど遠いかもしれないけれど、かろうじて何とかまぁよくやっていると云えるのじゃないかなと思う。

どこの誰がやっても、少なくとも現状以上の対応ができたとは思えないし、ヘタをしたらもっと悪い状況だったかもしれない。

そもそも数十年もの間、原発を推進をしてきた集団(民主にも責任はあるが……)が批判しても「何コイツ……」としか感じない。

とりあえず、今やっているコトは、今やれるかぎりのコトだと思う。


だから今あえて云う、ボクは現政権を支持する。

とにかくやるしか手段はないんだよ。

あんたらの働き、きっちり見せてみろ!

村田喜代子著 『故郷のわが家』

舞台は大分県の久住高原。

生まれ育った家にもどってきた笑子さんは、やっと65歳。

もう誰も住むヒトのいないこの家を整理するために、故郷へもどってきました。

近くに住むヒトたちとゆったりと交わり、やわやわとすぎていく時間ですが、やがて笑子さんに、故郷との別れが近づいてきます。


* * *


さてさて、お話の内容ですが、上に書いたようにた~だそれだけ。

この笑子さんてヒト、泰然自若とした、まぁナンだ、そーゆーオバアチャン(今どき、65歳がオバアチャンって云うのが正しいのかどうか……)。

寝酒をちびちびやりつつ、深夜ラヂヲの音楽番組で流れる歌に(中島みゆきの歌みたいなフレェズだ……)、想いをはせ、夢とうつつの狭間をのんびりと逍遥する。

そしてふとした旅の想い出、昔のわだかまり、今はもう逢うこともない友人たちの顔を想い描く。

たまにやってくる家の買い手たちにつきあい、古い箪笥に仕舞われた着物をほろほろと処分をし、古い新聞の投稿主が気になり、遠く赤城山の老婆の連絡先を調べて電話し(この婆ちゃんもタダモノではない。メル友が日本各地にいるのだ)、おいしい烏骨鶏の卵を買いにてくてく歩く。


わかってんですよね。

笑子さんが生まれたこの家は、もう自分が去っていくべき場所だってコト。

だから日々の暮らしに執着を持たず、未練を持たず、想い出だけを整理していく。

彼女がみる不思議な夢は、いろんな形で笑子さんの過去と未来とに語りかけてくる。

まるで彼女の人生の終盤に贈られたご褒美のように。


コレは別れの物語。

すっきりと、丁寧に、大きなモノを手放して身軽なっていく“ヒト”のあり方のひとつを、夢想のふわふわ感といっしょに供した物語。

ごちそうさまです、はい。


* * *


評価:★★★★★


実に、実によい作品。

村田オバサマの傑作。

このヒト、九州の地方文壇では有名なヒトですが、やはりよい、すごくよい。

こんな風に、九州のヒトコマヒトコマを丁寧に切り取った作品が多いです。

なじみのある地名が多く出てくるのも、身近なカンジ。

何だかんだ云って、このヒトの書評は3冊目だ。

山本文緒著 『恋愛中毒』

とあることからエッセイスト創路の愛人兼運転手(?)となった水無月。

離婚の後、何にも真剣にならない、熱くならないと決めたはずなのに、横暴でコドモっぽく自分本位なこのオトコに惹かれていく。

彼には、妻の他に愛人や関係を持つオンナが何人もいた。

そんな環境の中、水無月は自分が彼にとってどのような存在なのか、不安定ながら必死で自分の地位を創路のそばに見出そうとする。

そんな彼女たちの関係は、離婚した前妻がひきとっていた創路の娘が、彼の元へもどってくることによって、異様な歪みを生じはじめる


* * *


直木賞作家ということで、以前から読んでみようと思って、買って積ん読しといた本書。

まさかね、自分でもこんな本読むとは思ってなかった、あははは。

前にも書いたコトあるような気がするけど、自分は女性作家のセンスとはどうしてもあわない。

何が原因なのか、はっきりとうまく説明できないけど、それに納得してもらえるかどうかわかんないけど、やはりそういうトコロでオンナとオトコの“性”の差ってのあるんじゃないかと思う。

だからまさかね、こんな『恋愛中毒』なんて、こってこてなタイトルなんて、もっとも敬遠したい部類です。

それでも買っちゃうトコが、何も考えてないってコトよ。


登場人物です。

まず主人公である平凡なオンナ水無月なですがね、う~ん、何となく印象が薄かったような気がします。

この彼女、どうにも中途半端なんですよね。

幼少時からの体験にしても、親との接し方にしても、結婚生活にしても、やりたかった翻訳の仕事にしても、離婚後の生活にしても、そして創路との関係にしても。

絶対にしないって決めたコトを、今破るのだけは絶対にダメだってタイミングで破る。

間が悪いのですよ。

そのくせ徹底している。

全編を通じて、彼女の静かな狂気が物語にじわじわと浸透してるような気がします。

いや、狂気っていうか、小説のタイトルになっている、恋の“中毒”の毒性だろうか?

水無月が、創路を得ておさやかな狂気に身をゆだねていく具合も、「あぁ、狂いはじめてるなぁ……」とゆったりと思うし、それがある意味心地よい。


創路に群がるオンナたちも、結局は彼を信頼しておらず、冷めた距離感を保っている。

そのくせ彼への執着は半端ない。

愛とか何とかじゃないけど、彼との関係が何ていうか、オンナとしての価値に直結してるってカンジ。


でもま、自分はオトコですから、やはりオンナたちのコミュニティ(?)の中心にいる創路ってオトコに自己投影してしまいます。

やりたい放題な創路ですが、その反面、オトコとして何か満たされていないなぁって思っちゃうんですよね。

社会的な成功や、それに付随する贅沢も、彼自身もどこか満たされていない。

だからさらに手当たり次第にオンナに手を出して、まぁ要するに悪循環さ。


* * *


評価:★★★★☆


さて、結果から云うと、非常によかった。

上に書いたような女性作家のセンスとのかみあわなさも、思ったほどない。

しかし、これからハマるかどうかは微妙。

つーかその前に、あの積ん読をどうにかせいっちゅうハナシ。

蛇と茶碗

何やらタイトル、文学的だなぁとのほほ~んと考えてる発掘屋さんです。


ちょうど今、タケノコご飯を喰べとるんですが、ふと茶碗を見たら、かすかにヒビが入っていました。

あぁ、さっきのちょっとにぶい音はコレだったんだなぁ……と思いいたったものです。

実はこの茶碗、ちょっとした憶い出ありまして。


ちょうど1年ぐらい前、朝眼がさめてみたら、座敷に何やら、うんにゃらうんにゃらしたモノが、のほほ~んと転がってまして。

よくよく観てみたら、まだ冬眠途中の蛇。

からまった状態でかたまったまま、座敷でぴくりともしません。

おそらく家の猫がつかまえてきたのでしょう。

そこで茶碗にすくって外にポイッとしたのです。

んでも小十郎君、そのコト鮮明に憶えてまして、その茶碗見るたびに「蛇の茶碗、蛇の茶碗」と嫌がって、決して使おうとはしませんでした。


その茶碗が今、自分の手元にあるのですが、もうヒビが入ってしまい、おそらく近いうちにサヨナラでしょう。

自分の手元からいろんなモノが消えて、そしてまた新しくやってくる。

その時幼稚園だった小十郎はもう小学生。

父がかたまった蛇を茶碗にすくってポイしたコト、いつまで記憶してますかねぇ?

別にそんだけのハナシですがね。

ま、そんだけのハナシさね。


ちなみにタケノコご飯のタケノコは、裏庭でとれたモノ。

今年はえらい豊作で、アチコチにずいぶん配りましたが、まだでっかいナベいっぱいにあります。

春の味です。

トモダチ100人できるかな?

世の中も、自分にも何やかやがありましたが、本日、小十郎君が小学校に入学しました。

このブログがはじまったころには、1歳だったか、乳児だったか……ええっと、まぁうろ覚えですが、とにかく今日から小学生ですわ。

小学校ってこた、当然その前に幼稚園の卒園もあったワケですが、コチラはみんな大号泣の嵐でしてね。

やはり最初の学校(?)の卒園となると、みんな感慨もひとしおみたいです。

結構ゆるゆるの幼稚園で、卒園式の時卒園児の親代表してアイサツするハメだったんですが、式次第間違えてスッ飛ばされるといったネタもあったりして。

そんでもって、さらにイロイロあった春休みも終わって本日だったワケで。


しかしねぇ、小学校の入学式なんて味気ないもんだね。

校長やら町長やら来賓やらのアイサツ、つまらん。

コドモや素人の親の教育基本法がどーちゃらとか、学習指導要領の改訂がこーちゃらとか話してどーすんの?

おまけにふたことめには「ご多忙の中おいでくださったご来賓のカタガタが云々~」って、何でソッチの方向に向いてしゃべんのよ。

入学式は誰のため?

あぁヤダヤダ。

ったく、これだからおやくそのやるコトはよ……つぅような不満ってえか、しらけさせられる気分ってぇかをムラムラと味わいつつの入学式ではありました。

うん、器小せぇ、自分。


でも小十郎は小学校に行くの、ムチャクチャ楽しみにしてるんですよね。

通ってた幼稚園からのオトモダチはほとんどいないのに「小学生になったら、新しいオトモダチ作る」と、我が子とは思えないほどにポジティブです。

ランドセルも筆入れも帳面もみんな自慢、みんな楽しみ。

コレからどんな楽しいコトが待ってるのかって、それだけしかアタマにない。

でもま、そうだね。

通うのはコドモ。

オトナの思惑なんざ、どーでもえぇわ。

これからどんな世界が待ってるのかね。

こういう時に人間の本質は出る

東北・関東地方での地震が、想像を絶する状況のようだ。

地震や津波による被害については、遠い場所から被災者のご無事をいのる他はない。


それにしても、ここ数日で福島原発の状況がとんでもないコトになっている。

原発の賛否や政府や東電の対応についての評価は、とりあえず終息してから考えればよいワケだと思う。

今はとにかくこの事態を収拾するコトが何より大事だ。


しかしネットの中には、あきれかえる連中がいる。

今は中国や韓国へ噛みついたって、被害者は生き返らないし、民主政権を罵倒したって、地震や津波はおきたし、原発は非常事態になったの。

さすがに、あのyahooのコメント欄でも、浮いててもう相手にされていないようだ。

この惨事までも、自分が気に入らないモノを攻撃する材料にしている。

ヒトの命より、耳垢ほどの価値もない手前ェらの好悪の情が、そんな大事かい?

こういう時に人間の本質は出る。

筋金入りの下衆どもだと思った。


何度も云うが、今は全力をあげてこの大惨事に対処するべき時だ。

あの政治家たちですら、協力しようとしてるだろ。

誰が悪いの、誰の責任だのは後でしろ。

脚引っぱるなクズどもが。


東北・関東の大地震

宮城県を中心に非常に、東北・関東で過去最大級の大地震がおきました。

テレビでは、延々とすさまじい災害状況の報道がされています。

今、死者が60名を越えています。

とにかく悲惨な状況のようです。

発生時、直後の事故はもうどうしようもありませんが、少しでも早い対処で被害者は減らすことができるでしょう。

とにかく大事なのは、まずは人命です。

少しでも被害が少なくおさえられるように、政府にはぜひ総力をあげて迅速な対処をお願いしたいです。


ボクの知人や、ブログでお付き合いのある方にも関東の方がいらっしゃいます。

こんな時に記事の更新なんて不謹慎とも思いましたが、どうかみなさんご無事でありますように。

和田 竜著『のぼうの城』

秀吉の北条攻めにおいて、武州忍城攻略を命じられたのは石田三成であった。

能吏として知られる三成は、内心武功をのぞんでおり、この命に勇躍して大軍を率い、この小城へ押し寄せる。

忍城の守将成田長親は、容貌やどんくささから家中のみならず、下々の者たちからもでくのぼうと呼ばれてて親しみ半分でからかわれていた人物である。

忍城は、すでに秀吉方に降伏することが決まっていたが、なぜか長親は交戦を決定し、かくして三成の大軍とのいくさがはじまる。


* * *


すんごい反響らしかったのですが、先日ようやく読みました。

感想としては「う~ん……」ってトコ。

おもしろい、おもしろいのですよね、それは間違いない、うん。

でもね、何だろねこの違和感。


登場人物は一見魯鈍な長親、彼をとりまくかたくるしい親友、がさつな武闘派、軍師きどりの若造、姫君、武勲を求める三成と、彼を気づかう大谷吉継、それに長親に親しみを持つ、あるいは武士をにくむ領民たち。

彼らがからみあって物語りはすすむのですが、その構成に隙がない。

展開自体も史実にもとづくものだから、しっかりと構築されている。


だけどそれがかえっておもしろくない。

いやおもしろいんだけど、物足りない。

実は少し前に初めて佐伯泰英の時代小説を読んだんだけどさ、やっぱり妙な違和感があったんですよね。

それと似ている。

きちんとまとまってるから面白みがないと云われてしまっちゃあ元も子もないだろうけどさ。


池波正太郎がかなり昔に、エッセイだか対談だかで、これからの者は歴史小説を描けなくなるって云ってたんですよね。

あぁなるほどね、ってその時も思ったけど、最近は特にそう思う。

最近の時代小説を読むとね、もう何て云うかさ、異国の物語なんだわさ。

同じ地続きの国のハナシを読んでる気しないんだよ。

たしかに昔にくらべりゃ研究もすすんでるし、文献も多くなっているだろう。

でもね、それは知識が増えてるだけってコト。

たとえば水洗トイレしか知らない人間がよ、落とし便所をいくら知識として理解してたって、感覚的なモノはついてこない。

ましてや、ソレ肥料としてできた野菜を喰ってたってコト、それが今の自分たちと地続き、時間でつながってるなんて、ココロのホントのホントの奥底で感じ取れる?

(ココ数十年で、おそらく日本人は、時代劇でしか見られないけれど、かろうじて残存しているモノの多くを自分たちで捨ててしまったような気がする……)

描く側に、それだけのセンス、届けるべき情景が、存在してるのかな?

いないから、このどうしようもない違和感は消えない。

そうとしか思えない。

NHKの大河ドラマなんての、モロにそう(そういったモノを体験しているはずの世代が描いてたってそうだしねぇ……)。

いくらキレイな写真見ても、その国の見聞録は描けないのさ。


まぁいいがかりっつうかさ、へ理屈だってのはわかるけどさ、


* * *


評価:★★★☆☆


面白いのは間違いない。

作者の和田 竜って確かにウマイ、面白い。

いろんなヒトが評価するのも無理からぬところでしょう。

でもさ、残念だけど自分のココロとはうまくはまらない。

そんなコト云い出したらキリがないんだけどさ……

でもね、時代小説ってヤツがファンタジになっちゃったんだなぁ……って考えさせられると、かえってちとさびしいのさ、ふん。

発掘費用詐欺だってよ、ったく……

渋川の発掘費詐欺:同級生、元公務員も 別会社も水増し、容疑で4人逮捕 /群馬

毎日新聞  2月13日(日)13時19分配信


◇商品券やり取り
 渋川市発注の遺跡発掘調査を巡る費用水増し事件は、すでに詐欺罪で起訴されている遺跡発掘調査会社「前橋文化財研究所」元社長、折舘伸二被告(57)が受注したのとは別の発掘調査で会社社長ら3人が12日新たに詐欺容疑で逮捕され、さらなる広がりを見せてきた。県警によると、今回のケースでも、同容疑で再逮捕された市教育委員会文化財保護課副主幹、小林修被告(42)=同罪で起訴=が水増しを指示していたほか、第三者を介在させて事件を発覚しにくくしていた。県警は小林容疑者ら4人が同様の手口でほかにも計100万円以上を水増ししていたとみている。【喜屋武真之介、角田直哉】


 新たに逮捕されたのは、▽前橋市粕川町上東田面、「歴史考房まほら」社長、笠原仁史(49)▽伊勢崎市連取町、同社取締役、中里正憲(42)▽高崎市中尾町、事務機器販売業「ビジネスサプライ」代表、斎藤隆夫(60)の3容疑者。県警や遺跡発掘調査の関係者によると、小林容疑者は、旧赤城村勤務のころから斎藤容疑者と付き合いがあり、中里容疑者とは大学の同級生だったという。
 容疑を否認している笠原容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に対し、「(小林容疑者に)言われたようにやって事件に巻き込まれた。犯罪になるようなことはやっていないし、うまくごまかされて利用されただけ」と強調。一方、遺跡発掘調査にかかわる男性は「笠原容疑者は元々公務員で、小林容疑者と同じく文化財の発掘調査を担当していた。役所のやり方を知っている以上、だまされるわけがない」と話していた。
 県警によると、市から業務を受注したまほら側から、架空取引を通して水増し分が斎藤容疑者に流れた。斎藤容疑者は水増し分で商品券を購入し、小林容疑者に渡していた。小林容疑者は県内の金券ショップで商品券を換金し、水増し分の大部分を受け取っていたという。県警は小林容疑者が発注者側の強い立場を利用して、公金を詐取していたとみて調べている。

2月13日朝刊


* * *


……うわあぁぁぁ。

ったくよ、こーゆーアホがおるけんこの業界、うさんくさい眼で見られるんだよ(主に同僚から)。


でもさ、調査費って結構高額になるはず。

自治体ごとに決済規程は異なるはずだけど、普通なら随契で契約は結べない額だと思うんだけどなぁ……?

そうだとすると、もう担当者とか業者がどうとかってレベルじゃない。

自治体ぐるみの問題じゃないの?


>「前橋文化財研究所」元社長、折舘伸二被告

>「歴史考房まほら」社長、笠原仁史


↑……こーゆー山師みてーなヤツって、結構いたりする。

あぁ、やっぱり信用できねぇわ、この業界、あははは。

今さら……

育児休業とって(註:今年度法律が改正されて、配偶者が仕事してなくても、育児休業はとれるようになりました。ありがたや、ありがたや。民主の数少ない成果だよ)何してるかとゆーと(いや、育児してるはずだろ?)、まぁとにかくバタバタしてます。

ソレならいつもと変わんねぇとも思うのですが、そもそもせいぜい半月とかひと月が限度なもんで、結局自分で自分のクビをしめるようなもんだわさ。

やっぱ、とりにくいわ。

いや、職場のもんに悪いとか、別にそーゆーコトじゃなくって(←最低)。

今報告書作ってんだ、前に調査した分の。

ソレ、作りたいワケよ、実際。

復元して、図面書いて、トレースして、拓本とって、文章書いて、図版割り付けしてって。

したいワケよ。

自分の中では、もう仕事ではないんだ、そーゆー位置づけ。

だから休めないっつーか、休みたくないのよ。

事務だけだったら、間違いなくうんとこさ休んでるさ。


ソレはともかくとして、今日何やってたかってぇと、年内締め切りの論文の資料を集めに。

普通に年休と変わんねぇよ。

今さら何やってんだよ、間に合うのかよ?

つっても、資料紹介ていどの、ほんの短いヤツだけどね。

あぁ、それでも容量の少ない自分だから、ひいこら云ってる。

ホント今さら。

さっさと書いておけよって。


今日、何のハナシだったんだよ。