発掘費用詐欺だってよ、ったく…… | 逍遥録 -衒学城奇譚-

発掘費用詐欺だってよ、ったく……

渋川の発掘費詐欺:同級生、元公務員も 別会社も水増し、容疑で4人逮捕 /群馬

毎日新聞  2月13日(日)13時19分配信


◇商品券やり取り
 渋川市発注の遺跡発掘調査を巡る費用水増し事件は、すでに詐欺罪で起訴されている遺跡発掘調査会社「前橋文化財研究所」元社長、折舘伸二被告(57)が受注したのとは別の発掘調査で会社社長ら3人が12日新たに詐欺容疑で逮捕され、さらなる広がりを見せてきた。県警によると、今回のケースでも、同容疑で再逮捕された市教育委員会文化財保護課副主幹、小林修被告(42)=同罪で起訴=が水増しを指示していたほか、第三者を介在させて事件を発覚しにくくしていた。県警は小林容疑者ら4人が同様の手口でほかにも計100万円以上を水増ししていたとみている。【喜屋武真之介、角田直哉】


 新たに逮捕されたのは、▽前橋市粕川町上東田面、「歴史考房まほら」社長、笠原仁史(49)▽伊勢崎市連取町、同社取締役、中里正憲(42)▽高崎市中尾町、事務機器販売業「ビジネスサプライ」代表、斎藤隆夫(60)の3容疑者。県警や遺跡発掘調査の関係者によると、小林容疑者は、旧赤城村勤務のころから斎藤容疑者と付き合いがあり、中里容疑者とは大学の同級生だったという。
 容疑を否認している笠原容疑者は逮捕前、毎日新聞の取材に対し、「(小林容疑者に)言われたようにやって事件に巻き込まれた。犯罪になるようなことはやっていないし、うまくごまかされて利用されただけ」と強調。一方、遺跡発掘調査にかかわる男性は「笠原容疑者は元々公務員で、小林容疑者と同じく文化財の発掘調査を担当していた。役所のやり方を知っている以上、だまされるわけがない」と話していた。
 県警によると、市から業務を受注したまほら側から、架空取引を通して水増し分が斎藤容疑者に流れた。斎藤容疑者は水増し分で商品券を購入し、小林容疑者に渡していた。小林容疑者は県内の金券ショップで商品券を換金し、水増し分の大部分を受け取っていたという。県警は小林容疑者が発注者側の強い立場を利用して、公金を詐取していたとみて調べている。

2月13日朝刊


* * *


……うわあぁぁぁ。

ったくよ、こーゆーアホがおるけんこの業界、うさんくさい眼で見られるんだよ(主に同僚から)。


でもさ、調査費って結構高額になるはず。

自治体ごとに決済規程は異なるはずだけど、普通なら随契で契約は結べない額だと思うんだけどなぁ……?

そうだとすると、もう担当者とか業者がどうとかってレベルじゃない。

自治体ぐるみの問題じゃないの?


>「前橋文化財研究所」元社長、折舘伸二被告

>「歴史考房まほら」社長、笠原仁史


↑……こーゆー山師みてーなヤツって、結構いたりする。

あぁ、やっぱり信用できねぇわ、この業界、あははは。