呆……失言にもほどがある | 逍遥録 -衒学城奇譚-

呆……失言にもほどがある

<東日本大震災>松本復興相「助けない」発言 被災地激怒

毎日新聞 7月4日(月)20時42分配信


 「家を失った被災者の気持ちも知らないで」「大臣とは、そんなに偉いのか」。宮城、岩手両県知事に対する松本龍復興担当相の態度や発言を巡り、両県内では4日、一斉に反発する声が上がった。両県庁にも苦情電話やメールが殺到し、松本氏は復興担当相就任後初の両県訪問で、いきなり被災者の感情を逆なでした形だ。

【ニュースの一報】松本復興担当相「復興は知恵合戦」

 ■宮 城 

 県によると、4日朝から松本氏の発言への苦情が殺到し、午後4時までに県庁への電話は175件、メールは57件に上った。

 3日に県庁を訪れた松本氏は面会時間の午後2時15分前、4階の応接室に案内された。村井嘉浩知事がいないことに不満そうな態度を示し「(自分なら)立ってお迎えするよ」と同行した職員にささやいた。数分後、村井知事が「どうも」と笑顔で入室し握手を求めようとすると、松本氏は不機嫌な表情を浮かべ「握手は終わってから」と拒否。自衛隊出身の知事に「お客さんが入ってくる時は、自分が入ってからお客さんを呼べ。自衛隊ならそんなことやるぞ」と言った。

 会談での松本氏の発言に、石巻市内の仮設住宅に次男と入居する無職女性(58)は「家を失った被災者の気持ちも知らないで、ばかにされたような気持ちだ。何様のつもりなのか」。6月中旬に営業を再開した同市のそば店「もりや」経営、森俊男さん(74)は「みんな一生懸命やっているのに乱暴な言い方だ。大臣とは、そんなに偉いのか」と話した。

 松本氏の後から応接室に入ったことに村井知事は4日の会見で定時に入室したと強調。「今後は松本大臣が来るときは松本大臣バージョンの対応にする」と述べた。【宇多川はるか、須藤唯哉】

 ■岩 手 

 宮城の前に岩手入りした松本氏は3日午前11時ごろ、岩手県庁の玄関前に姿を見せた。衛藤征士郎衆院副議長からもらったという「がんばれ東日本」と書かれたサッカーボールを持参し、達増拓也知事に向けて蹴ったり投げたりしたが、知事は2度とも取り損ねた。

 会談では仮設住宅の話をしていた知事の話を遮り「いや、本当はね、仮設住宅はあなたたち(県)の仕事だから」などと言ったり、「おれなんか、ちゃんとアイデア持ってるだろう」などと自慢げに語る場面もあった。

 仮設住宅の抽選に当たらず、避難所暮らしを続ける陸前高田市の吉田信夫さん(71)は4日、「励ましてくれるならいいが、高いところから見下ろすような格好だと反感もらうな」と話した。県庁には同日午後5時までに「宮城県とともに抗議すべきだ」といった電話など18件が寄せられたという。ただ松本氏が「弟みたいなもの」という宮古市の山本正徳市長は会見で「頑張れ、頑張れということだろう。あまり言葉にとらわれずに(受け止めたほうがいい)。気にしていない」と理解を示した。【市川明代、安藤いく子】


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<松本復興相>「助けない」発言陳謝 辞任はしない考え強調

毎日新聞7月4日(月)21時15分配信

 松本龍復興担当相は4日午後、東京都内で記者団に対し、3日の岩手、宮城両県訪問の際に「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことについて「被災者の皆さんを傷つけたということがあれば、おわびを申し上げたい」と述べ、陳謝した。野党などから出ている辞任要求については「すべての(被災)市町村の皆さんに対し、しっかりこれから取り組んでいく決意を表明したい」と述べ、辞任しない考えを強調した。野党は6日から審議を再開する延長国会で、菅直人首相の任命責任を追及し、早期退陣に追い込む構えを強めている。

【ニュースの一報】松本復興担当相「復興は知恵合戦」

 松本氏は3日、復興相就任後初めて東日本大震災の被災地を訪問。岩手県庁で達増拓也知事に「知恵を出したところは助け、知恵を出さないやつは助けない」と発言。宮城県庁では漁港の集約を主張する村井嘉浩知事に対し「県でコンセンサスを得ろよ」と命令口調で語った。

 被災自治体や被災者から強い反発の声が上がり、松本氏は4日、いったん記者団に「(問題は)なかった」と主張したものの、その後改めて記者団を集め陳謝した。枝野幸男官房長官は同日の記者会見で「真意が十分に理解されるよう、しっかり努力をしていただくことが重要だ」と述べ、辞任の必要はないとの認識を示した。

 一方、自民党の谷垣禎一総裁は党本部で「菅さんが(内閣の)中を掌握できていない一つの典型例だ。内閣全体として、早くお辞めになった方がいい」と述べた。自民党は松本氏の罷免以上に、菅首相の早期退陣に照準を合わせており、山本一太参院政審会長は記者会見で「予算委員会などで菅政権の姿勢を厳しくただし、問責への道を切り開いていきたい」と述べ、首相問責決議案の提出につなげる考えを示した。

 民主、自民、公明3党は4日の幹事長会談で、空転の続く国会審議の6日からの正常化に合意した。松本氏の発言は、こうした与野党協調ムードに水をかける形になり、民主党の岡田克也幹事長は松本氏に電話で「大事な立場なので十分に注意していただきたい」と苦言を呈した。【岡崎大輔、笈田直樹】

 ◇「主従関係ない」「心情に配慮を」 両県知事が不快感

 宮城県の村井嘉浩知事は4日の定例会見で「国と地方自治体に主従関係はない。お互いの立場を尊重する時は命令口調ではない方がいいと思う」と不快感をにじませた。さらに「被災者が本当に国と県、市町が協力して自分たちのために対応してくれるか不安に思ったかもしれない。(国と)あつれきが生じれば被災者に迷惑をかける。国と調整しなければならないことは山ほどある。大臣には相談しやすい環境を作ってほしい」と求めた。

 岩手県の達増拓也知事は4日夕「県に対してはこれまで10件以上の抗議電話等が来ているところであり、被災地・被災者の心情に配慮した発言をお願いしたい」とのコメントを発表した。


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……もうね……

阿呆か、コイツは。

今から自分が何せんといかんのか、わかっとんのか?

云っていいコトと悪いコトの区別もつかんのか?

もうええかげんにしてくれっちゅうんじゃ。