米澤穂信著 『秋季限定栗きんとん事件』(上)(下)
前作で別々の道をいくことに決めた小鳩君と小山内さんですが、それからふたりとも彼氏彼女ができたりなんぞしてるようです。
ところが小山内さんの彼氏が、彼女によいトコロを見せようとして、町内の放火犯を追跡しはじめ、2人はやがて対決の時をむかえます……ってハナシだっけ?
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書評、すんげぇ久しぶりだべさ。
読んでないワケなかったんだけどね。
でも読んだの、少し前だったので、あんま記憶にないや。
今回はおよそ1年にわたる放火犯追跡劇を軸に展開(ソレっぽくないモエ要素、多少アリ)するので、しっかりしたカンジで展開されてます。
でもまぁ、小山内さんが○○して△△しようとした原因が□□だからってのは(ネタばれ要因につき、ソフトに伏字)、あんまりヒドイすぎである。
高校生の男子なんてよ、そりゃーもーナニがナニで、ナニのためだったら、ナニがナニであろうと、もうナニしちゃうワケよ(清純派ふぃるたぁにひっからないように、ソフトに伏字)。
だからせめてナニぐらいは大目にみてやってもよいのではないかと思うのだが、みないのが小山内さんの大変よいトコロだと思うのである。
……コレのどこが書評?
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評価:★★★★☆
おもしろかった(……と記憶している)。
確実にうまくなってる米澤穂信。
そして高校生らしくない高校生を描かせたら天下一品だ。